M&Mデザインプロコース第一期生のayuです。絵心もセンスも全くない、しがないサラリーマンの私が、デザインの勉強をはじめました。クリエイティブの授業で「デザイン処理」を習った時に小さなお話を作ってみました。ほりまり先生は「やれと言ったこととは違いますね」と言っていましたが;^_^A ほりまり先生に教わったphotoshopを使ったファンタジーな加工もお気に入りです(*^^*)
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水の精霊の国 Amy’s beautiful journey
0.旅のはじまり arrival
あるところにエイミーという旅人がいました。エイミーは仲良しのカメラといつも一緒でした。だけど、忙しくて疲れ果てていたエイミーはいつしか写真が撮れなくなっていました。
そんなエイミーが水の精霊の国にたどり着き、パシャパシャと写真を撮りはじめました。写真を撮るのは久しぶりです。
1.黄色いお花 a small yellow flower
ある朝、エイミーは美しい湖畔を急ぎ足で歩いていました。たくさんの観光客が水の精霊の国に押し寄せる前に、美しい隣の湖で写真が撮りたかったのです。
その途中、可愛らしい黄色いお花が咲いていました。エイミーは黄色いお花にカメラを向けます。でもシャッターは押しませんでした。上手に撮れないと思ったのです。エイミーはすぐさまその場から立ち去ろうとしました。
すると黄色いお花が言いました。「エイミー、何をそんなに急いでいるの?私を撮ってちょうだいな。エイミーの好きな色で、好きな光でね。」
エイミーは困ってしまいました。だって、急いでいたから。エイミーは黄色いお花にカメラを向けました。やっぱり上手く撮れません。エイミーは「きれいに撮れたよ」と嘘をつき、再び早足で歩き始めました。
2.おおきな木 an old big tree
すると今度は大きな木が話しかけてきました。「エイミー、何をそんなに急いでいるんだい?」
エイミーは「だって、早く行かなきゃ人がたくさん来ちゃうもん」と答えました。
「わしのことを撮ってくれんかい?」大きな木は言いました。カッコよく撮っておくれと言うので、エイミーはいちばんハンサムに写るように、大きな木を撮ってあげました。
そして、すぐさま、その場を立ち去ろうとすると大きな木が言いました。「エイミー、自分のペースで歩くのじゃ。お前のペースで歩くから見える世界がある。その世界をカメラで写すのじゃ。」
すると、次から次へと木々に声をかけられ、エイミーは前に進めなくなってしまいました。でもね、エイミーはそんな自分が幸せなのだとわかりました。
3.おおきな岩 an old big rock
エイミーがようやく隣の湖にたどり着いた時、美しい湖を訪れにやって来た観光客であたりはごった返していました。エイミーも周りのみんなに紛れて、パシャパシャと写真を撮りました。
帰り道、美しいブルーの色をした湖をパシャパシャと写真に撮りながら、エイミーは湖の対岸を早足で歩いていました。ボート乗り場の近くまで来たエイミーは道から少しそれた場所に美しい滝があることに気づきます。急いでいたけれど、一枚記念に写真でもと、滝に向かって歩き始めました。
美しい滝の写真を撮って、その場を立ち去ろうとすると、岩が話しかけてきました。「エイミー、何をそんなに急いでいるのだ。しばらく、ここを動くでない!」と。
エイミーはギクッとしました。自分を見透かされたような気がしたのです。エイミーは自分がその場にじっと立っていられないことを知っていました。いつも何かに急かされているのです。辛抱してその場に立ち尽くすエイミーに岩は言いました。「エイミー、いつまで観光写真を撮っているんじゃ。」エイミーは我にかえりました。
4.ハートがみつけた場所 Amy’s secret place
滝をあとにしたエイミーは水の精霊の国でもお気に入りの場所をいくつか訪れました。そして、湖や滝や岩とおしゃべりを楽しみました。
Touch my heart deeply
ここはエイミーのお気に入りの場所。目の前に広がる森と湖。水の精霊の国でいちばん北に位置するこの場所はとても冷たく、澄んだ空気が流れ、どこよりも静かな場所でした。
Say hello to my lovery fall!
エイミーはこの滝がいちばん美しくみえる場所を探しました。そして、滝からちょっと離れたこの秘密の場所から、エイミーはのんびりと滝とのお喋りを楽しみました。
Kira-kira kingdom
白い花が咲き乱れるキラキラの王国では、キラキラしたさざ波がエイミーを迎え入れてくれました。
THE END