冬至の日。夕飯は宿泊していたストー二ーブルックインのスサナさんがオーガニックなカレーを作ってくれた。みんなでそれを食べた後、夜は冬至の会が開かれた。
スサナさんが素敵な言葉をくださり、だいきが持ってきたシンギングボールをみんなで奏でたり、たかこ先生が歌ったり。
でもね、私、ここでもはじかれた>_<
だいきが何の気なしに口にした一言。それも、私に対して言ったわけでもない。でも、その一言が琴線に触れたらしく、涙が止まらなくなる。みんなが奏でる神聖なハーモニーの中でひとり鼻水をジュルジュルし続けるのも気まずく、階段の上で鼻をかみながら、ひとり参加した。
なぜそんなにも涙が止まらなかったのかはわからない。でも、だいきの言った一言で大好きだった彼のことを思い出した。
5年ぐらい前の話だろうか。その頃から私の人生がおかしくなり始めた。そんな中、とどめを刺すかのように大好きだった彼に振られた。
その時からついこの前まで、すさまじく大変な人生を過ごしてきた。だから、どこかに押し込められていたのかもしれない。
相当泣いた。なぜ今頃彼のことを思い出して泣いているのかわからない。でも、こんなに涙が出るほどの感情が心のどこかに潜んでいて、たくさん泣いたことで、ようやく今癒されたのだろう。
演奏会が終わり、下に降りるとたかこ先生がそっと私を抱きしめてくれた。
つづく
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