エンガ山はイルデパン島で1番高い山。高さ262m。片道1時間ぐらい。頂上からはパノラマビューを楽しむことができる。民宿ナタイワッチの前を走る道路沿いにトレッキングコースの入り口が見つかる。
ピローグツアーで知り合ったフランス人の女のコ、セリーヌとパノラマビューを見にエンガ山(Pic N’ga)に行く約束。しかし、待ち合わせの時間に遅れてレセプションに到着すると彼女の姿はもうなかった。するとセリーヌから伝言を預かってくれたフランス人が今追いかければ追いつくと教えてくれる。
しかし、慌てて飛び出したもののセリーヌには追いつかず、エンガ山への入り口も見つからない>_<
エンガ山への入り口は民宿ナタイワッチと民宿クベルカを結ぶ道路沿いにある。宿泊先のナタイワッチからは道路に出て左へ。あとは道路沿いをまっすぐ行くだけ。しばらくしたら右手に入り口が見つかるはずだが、なぜか見つからない。通り過ぎてしまったのか、まだ先なのかさえわからない。
仕方なく向こうから来た車に合図を送るが、「ごめん、荷物がいっぱいで乗せてあげられないや」と車は通過。ヒッチハイクじゃないのにー>_<
道を尋ねる人が見当たらず、草刈り機の音が聞こえてくる民家へ。
「すみませーん!」
お庭にはフローリスちゃんという可愛い女のコがくまのぬいぐるみを抱えてベビーカーに座っていた。草刈りをしていたお父さんにエンガ山に行きたいが迷子になったと伝える。
するとお父さん、なんと、フローリスちゃんと私を車に乗せて入り口まで送ってくれた。1-2分の距離だっただろうか。;^_^A
【エンガ山の山頂まで、1時間の道のり】
入り口から先は山道。昨夜の雨のせいかぬかるみを歩くことに。あっという間に靴はドロドロ。なぜか道の脇に牛が飼われていて、牛の糞の中を歩いている気分だ>_<
こんなところにもサンモーリスの記念碑にあった木彫りが▼
すれ違ったお兄ちゃんに尋ねると、頂上まで1時間くらいはかかると言われる。日没までに戻って来られるかが心配だ。
雨のせいもあるだろう。意外とアドベンチャラスな道のりだった。誰かと一緒なら渡れる木の橋も、ひとりじゃ心細くて尻込みしてしまう。
しばらく進むと森を抜け、太陽が照りつける小道が続く。暑っ>_< ▼
【振り向くと海が!】
登るだけでもゼーゼーするのに、それに加えて耐えられない暑さ。思わずギブアップしたくなる。
でも、振り向けば海が見え始めた。▼
イルデパン島というと海のイメージが強いけど、想像以上に緑に覆われている。▼
そして、姿はまだ見えないが、セリーヌらしき楽しげな話し声も聞こえ始める。
【山頂のパノラマビューとサンセット】
セリーヌの声が聞こえてから、だいぶ歩いたが、どうにか山頂まで登りきる。山頂にはフランス人3人娘の姿も。▼
「待ち合わせにあまりにも来ないから、先に行っちゃったのかと思ったのよ」とセリーヌ。セリーヌと一緒にいたふたりはフランス人の姉妹で、ふたりで旅しているのだとか。
しばし、4人でパノラマビューを楽しむ。パノラマビューの撮影の仕方がわからなかったので普通の写真だけど;^_^A▼
間もなく太陽が沈み始める。ビーチで眺める夕陽も素敵だけど、高い場所で過ごすサンセットもまた素敵。▼
あまりに美しい時間に、日が沈むまでここにいたいと思う。いやいや、1時間もかかる帰り道だ。明るいうちに山を降らねば。「暗くなると危ないから」と若者たちに下山を促す。がいっこうに急ぐ気配がない。▼
それどころか、別の山道も登ろうと言い出した;^_^A 若いってこんななんだなー。
【日没後、エンガ山を下山】
日が落ち、あっという間に当たりが暗くなる。ほらね、だから早く下りようと言ったのに>_< いやいや、若者たちは逆に待ってましたと言わんばかり。二個の懐中電灯が足元を照らし出す。
懐中電灯があるとは言え、普通に歩けるわけもなかったが、4人でギャーギャー言いながら下山したのも今となってはいい思い出だ。
そして、若者に連れられ無事に道路までたどり着く。見上げれば夜空に満天の星空。おつかれさまでした(*^^*)
【イルデパン 旅行記と旅の情報】
【民宿ナタイワッチ Nataiwatch HP】