2015年9月にセドナを訪れた話。この冒険物語の主人公である私は、自分で創り出した妖怪と戦うことになる。
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そして、とても悩んだ宿が「スカイランチ」だ。Rim viewのお部屋からの景色が素晴らしいらしい。相川七瀬の「セドナ天使の町」という本にもお気に入りだと書かれている。
はるこちゃんも、スカイランチを勧めてくれた。大きなレムリアンクリスタルがあって、世界中と繋がっているところなんだって。
しかし、1泊25,000円。2泊すると、なんと50,000円!!!このあり得ない金額にもちろん簡単には決心できない。完全に参ってしまった。
75ドルの安いモーテルに3泊して、スカイランチに3泊するという方法もあるよ(^^)
どうせ寝るだけなんだから、安い宿でも十分じゃない?!
普通の人ならこんな風に臨機応変に対応できるのだろう。でも、私にはそれができない。
こうやって、宿探しにかなり苦戦した私だったが、ようやくハートが喜ぶ宿に巡り会えた。
オーククリークテラスリゾートというモーテルだ。
場所は町の中心部からだいぶ離れているらしく、車で10〜15分。送迎は通常の10ドル増しになると言われたが、よく見つけたねと言って、はるこちゃんが送り迎えをかって出てくれた。感謝m(_ _)m
その時の換算レートで計算すると1泊15,000円ぐらい。これなら払えると感じるのだから、既に何かがおかしくなっている^_^;
なぜこの宿が気に入ったかというと、その名の通り、敷地内に小川が流れているのだ。今ならもしかしたら、もっとセドナらしい風景を感じる場所に宿を選ぶかもしれない。でも、当時は赤い岩山に囲まれたセドナ独特の景色に慣れていなかったのだろう。緑に囲まれた水の流れる場所が心地よく感じられた。
はるこちゃんも、水辺や緑の中は優しいエネルギーだから、日中、砂漠で遊んだ後にホテルに帰ってホッとするかも、、。と言っていた。
こうして、難航した宿選びだったが、オーククリークテラスリゾートに4泊、スカイランチに2泊することに決める。スカイランチは自分へのプレゼントだ。高いけど、これが自分の中で1番しっくりくる選択だった。(*^^*)
おおよその旅の骨格が決まり、セドナ行きを決意する。もちろん、行かないという選択肢もあった。はるこちゃんのツアー代は良心的だけど、1ドル125円をかけるとそれなりの金額になった。宿代、フライト代、全て足すと相当な金額だ>_<。
ここまでの道のり、常にお金に関する不安と恐怖が私を襲いかけ、不安と恐怖と戦い続けた。
多くの冒険物語の主人公がそうであるように、いつも自分を温かく見守り、助けてくれる人たち、主人公を導いてくれる賢者や妖精さんに出会う。
悪い妖怪が主人公を惑わすようなことを言い、主人公に襲いかかる。怖くて怖くてたまらない。手にした剣を無我夢中で振り回す。もちろん、剣の使い方も、戦い方も知らない。悪い妖怪と必死に戦うだけだ。
もしかしたら、この妖怪の正体は私自身が創り出した幻想だったのかもしれない。
なぜなら、高い金額ではあったけど、私はそのお金を持っていないわけではなかった。セドナに行くことを邪魔するものも実はいなかった。もし行かない理由があるとしたら、それは紛れもなく自分自身が創り出したものであることに気づく。
つづく