セドナ3 〜人生を変える旅〜 お金に関するブロックがはずれる
2015年9月にセドナを訪れた話。お金に関するブロックがひとつ外れた時、ようやくセドナ行きにたどり着く。
早速、フライトの手配に取りかかる。
ネットでの予約がうまくいかず、翌日直接、航空会社に電話をかけると、ちょうど値上げになったところだと告げられる>_<
そのお金を払えば、お前はこのチケットを手にしてセドナに行くことができる。さて、どうする?買うのか?買わぬのか?
このフライトが1番セドナに長く滞在できるのだ。観念して、購入を決める。
こうして、この物語の主人公である私はセドナ行きのチケットを手にする。しかし、この後、更なる悲劇が私を襲う。
しばらくして、航空会社から連絡が入る。私の予約したフライトに変更があったと告げられる。この変更により、本来、最終日は夕方までセドナにいられたはずが、お昼前にはセドナを出なければならなくなった>_<
更に、行き、サンフランシスコに1泊することが強いられる。
もちろん、滞在時間が半日も短くなることに納得がいくはずはなかったが、新たな問題を引き起こしたのはサンフランシスコ1泊の方だった。
サンフランシスコのホテルを探したが9月のシルバーウィークの予約はかなり進んでいるようで、思ったようにホテルが見つからない。翌朝、早朝便に乗ることを考えると尚更だ。トランジットのために数時間過ごすための部屋に2万とか3万とか払えという話になってしまった>_<
パワースポットに行く時はトラブルのあった航空会社はやめた方がいいですね、と書かれた雑誌を何度も読み返す。
アメリカン航空の対応も腑に落ちないし、次から次へと降りかかるお金の問題。セドナに行くべき時ではないのか。弱気になる。
頭の中にはいくつもの扉が見える。最後の扉の向こうはセドナだ。扉をひとつひとつ通り抜けてセドナにたどり着くはずが、扉は全て固く閉ざされている。>_<
そして、帰り道の自転車置き場で不思議なことが起こる。と言っても私の頭の中での話だ。
例の扉の前に突然天使が現れた。
「誰がこんなに固く扉を閉ざしたの?」と聞かれ、
「私です。」と答える。
すると、美しい天使がその様相からは想像のできないような怪力で、固く閉ざされた扉を無理矢理こじ開け始める。魔法で扉を開けてくれたとかいう話ではない。ブルドーザーのようなすごい力で、扉をひとつひとつ、じりじりとこじ開けていったのだ。
呆気に取られている私に天使は言う。
「もしかして、あなたは2万円の部屋に泊まったらいけないと思っているの?2万円の部屋に泊まる価値が自分にないと思っているの?」
私の目から涙が溢れ出す。
いくつもの扉の向こうにセドナが見える。あとはこの開かれた扉を通り抜けてゆくだけだ。私はセドナに行けることを確信する。
大泣きしながら帰路に着く。そして、エクスペディアでサンフランシスコの宿を検索する。すると、海辺のモーテルが本日のセールに出ていた。空港からも近く、シャトルバスが出ている。1泊2万円だったけど、海辺という環境に泊まってもいいと思えた私は即座に予約を決める。
そして、その後、サンフランシスコの友人と連絡が取れ、セドナを早く引き上げなければならなくなった分、彼女とサンフランシスコで夕食を一緒に食べられることになる。(*^^*)
お金に関するブロックがひとつ外れた私は、こうしてセドナ行きにようやくたどり着く。
固く閉ざされた扉を開けたのは天使だったけど、私にもきっと同じだけのパワーがあるに違いない。
つづく