今日は鴫立庵の風鈴祭のお話。大磯の鴫立庵で風鈴祭(2016年7月23日から8月20日まで)をやっていると耳にしたので行ってみた。
鴫立庵は駅から国道に向かって坂を下り、国道を渡ったところにある。徒歩5分といったところだろうか。
緑が生い茂り、虫の音が夏を感じさせる。木陰の小さな橋の下を水が流れ、独特の世界を醸し出す。大磯の中でも好きな場所のひとつだ。
http://www.nem-shiteikanri.jp/shisetsu/shigitatsuan/index.html
橋を渡ると入口には風鈴祭りの看板、そして、いくつかの風鈴がかけられていた。
えっ?!
風鈴祭と聞いて、ガラスの風鈴を想像してやって来たのだが、目にしたのは鋳物の風鈴だった。鋳物の風鈴を見たのは始めてかもしれない。
手で握れそうな小さな鐘に、本のしおりのような短冊が吊るされている。よくみると短冊には俳句が書かれているので読んでみる。題目は「夏」「大磯」「鴫立庵」。地元の小学生の作品もあるらしい。
風鈴の型は5つ。今日は風がないので、ひとつひとつ手で鳴らしてみる。ちょっと高めの音、可愛らしい音などそれぞれ音が異なる。下が広がった釣鐘型の鐘が1番鳴り響いた。
7月23日には風鈴教室が開催されたらしい。先生は小田原の風鈴職人さん。先生が用意したふたつの鋳型から好きなものを選び、模様や文字を彫って世界にたったひとつの風鈴を作ったのだそう。
庵内は広くはないのであっとゆう間に見終えてしまったが、時間があったのでのんびり過ごす。
あんとごまの2種類から選べる。140円。
見上げれば青い空が広がる。にぎやか過ぎる虫の音。夏だなー。
一周しただけで、ビーサン姿の素足が蚊に刺される。かゆいよーと話していたら、虫除けスプレーを貸してくれた。
帰り道、鐘の音が聞こえてきた。もしかして!と思い振り返るとパン屋に鴫立庵で見たのと同じ風鈴が吊るされていた。風鈴教室で作ったのかしら(*^^*)