イギリス Land’s End 朝、目が覚めたら
今日はイギリスを車で旅した話。昔、友達と車でイギリスを旅したことがある。安宿に泊まるどころか寝床はテントであった。
イギリスって、都市を離れれば自然がいっぱいあるイメージだけど、テントを張る場所がなかなか見つからない日も結構あった。もちろん、キャンプサイトはあったけど、お金がかかるので、シャワーが必要な時ぐらいしか泊まらなかった。とゆうか、3週間で何度シャワーを浴びただろう。まさか。。。笑。
大学生の時にオックスフォードでホームステイをした家族に挨拶に立ち寄ったのだけど、高く美しいお母さんの鼻がピクピク臭いを感知しているのがわかった。おそらく、私の靴下だろう。私の汚ギャルの原点はここにあったのか!と感心している場合じゃない。
ある時、南部の海岸沿いを旅していた。その日もテントを張る場所が見つからないまま陽が落ちていった。もうダメだと諦めかけていた時、平らなスペースが見つかった。テントを張っていい場所なのか、もう暗いしよくわからなかったけど、とりあえず、テントを張って寝についた。
翌朝、波の音で目が覚める。もしかして、もしかして!とテントのチャックを開ける。やっぱり!目の前には海が広がっていた。美しすぎる朝に3人で感動。目が覚めたら、そこには海があったなんて! もちろん、海の目の前にテントを張ったのは知っていたけど、まさか、こんな景色が目の前にあるなんて!
そして、その後、私達は湖水地方を訪れた。湖のほとりにはテントを張れるスペースがたっぷりあり、私達は上機嫌でテントを張り始めた。あの時のように美しい朝を迎えたいという期待でいっぱいだった。おそらく、それは私だけでなく、友人ふたりも同じであった。
しかし、自然とは美しいだけでなく、恐ろしいものである。突然天候が豹変?!し、私達は突風の攻撃を受けることになる。だから、こんな素晴らしい場所にテントを張る人が他にいなかったのか>_< 友達の敷物が風に持って行かれた。走って追いかける姿が滑稽で私達はゲラゲラ笑い転げた。
これは、この神々しい場所にズカズカとテントを張った私達への怒りだったのだろうか。果たして、私達はこの場所に迎え入れてもらえたのだろうか。
翌朝、湖畔の散歩に出かけ、対岸で無事、敷物を拾い上げた。笑。そしてもうひとりの友人は野ぐ○を初体験し、満足そうであった。 私は汚ギャルではあったが、そこまではできなかった(^^)