伊豆長岡 祭りと屋台と富士宮やきそば
今日も伊豆長岡に行った話。伊豆長岡駅に予定より20分遅れて到着。一本電車に乗り遅れたので、花火も終わってしまった>_<
花火?そう、今日の伊豆長岡、第81回源氏あやめ祭が開催されていた。
伊豆の国市観光協会のHPによれば、
“あやめ御前は当地より宮中へ上がり、その美しさ宮中並ぶもの無しと歌われ、当時源氏としては宮中最高位にいた源頼政公の妻となります。ぬえ退治などで名をはせた頼政公でしたが宇治にて平家との戦いに破れ討ち死。頼政公の死後伊豆の古奈に戻り、尼として余生すごしました。そのあやめ御前を偲ぶお祭りです。”
つまり、あやめ御前とは、今から約850年前に源頼政公の妻だった人物のことで、源氏あやめ祭とはあやめ御前を偲ぶお祭りだということですね。
駅を出て、歩き出す。お祭りから帰って来る人々とすれ違う。みんな花火が終わったから家に帰るのね>_<
川沿いに、遠くに見えるいくつもの電灯の明かりが、度のゆるい私の眼鏡を通すと、丸く広がり、花火に見えなくもない。が、そんな話をしても、笑いが生まれるわけもなく、そういうことを口にしている自分がむなしくなってくる。
しかし、花火は終わってしまったものの、祭りの音はまだ伊豆長岡に鳴り響く。山車に踊りに・・・、祭りはまだ続いていた。
山車や踊りにさほど興味があるわけではないが、この一年に一度の伊豆長岡一大イベントのために、練習し、準備を重ねて来たのだと思うと心が揺り動かされる。今まで意識して考えることもなかったが、祭りとは参加するみんなで創り上げられているのが伝わってくる。
そして、温泉街には屋台が立ち並ぶ。夜店なんていつぶりだろうか。子どもの頃に夢中になったヨーヨーが懐かしい。
おとなになった私が夜店で真っ先に探したのは、焼きそばだった。祭りと聞いて、焼きそばがむしょうに食べたくなった。焼きそばの屋台はいくつかあったが、すかさず飛びついたのは富士宮やきそば。目玉焼き付き、ひとパック500円。こんな所で富士宮焼きそばに出会えるとは!嬉しかったな。
富士宮やきそばって、有名なのだろうか?私は静岡のお友だちにお土産でもらうまで知らなかったのだけど^^;
富士宮やきそばとはその名の通り、静岡県富士宮市のやきそばのことだ。Wikipediaさんによれば、麺や製法が他の焼きそばとは異なるようだ。
お箸ふたつもらえますかー?と尋ねると、いいよ!と返ってきた。なんとなく、想像していたのと違うノリ。
そうだね。昔は屋台のおじさんが作ってくれた焼きそばを食べていたけど、今じゃ、自分よりいくつも若いにいちゃんが作ってくれるのだ。
さて、その後歩いていると、大盛り焼きそばひとパック500円が出現。〝大盛り〝の一言に若干しょげる私に、変わらないよ!の一言。いい奴だ。そうだった。私の富士宮やきそばは目玉焼き付きだった!
そして、この富士宮焼きそば。麺が太めで、期待以上に美味しかった。大満足(*^^*)
花火は見損ねたけど、思いがけず、祭りの雰囲気も楽しめたいい夜だった。
と締めくくってみた。笑。