2015年9月にセドナを訪れた話。人って、気がつかないうちに、要らない現実をわざわざ自分で創り出そうとしてしまうんだね。
サンフランシスコ→フェニックス空港→セドナ
【ここまでのお話はこちらから】
サンフランシスコの滞在は海辺のモーテル。例の数時間しか滞在しないのに1泊2万のお部屋だ。おまけにバスタブすらついていなかった。だからバーゲンに出ていたのだろうか。ベッドだけがムダに大きい。だからこの値段だったのだろうか。
月明かりの美しい夜だった。せっかくなので、海と夜景を眺めて少しだけ時間を過ごす。
翌早朝3:33に起床。まだ、暗いうちにシャトルバスで空港へ移動。アメリカン航空の国内線は荷物の持ち込みに厳しく、いくつもぶら下げていたカメラやら防寒着やらをひとつにまとめろと言われる。心配していた機内持ち込みのスーツケースの大きさは、ぎりぎりセーフだった。
そんなこんなで無事にフェニックス空港に到着。ここで、この旅、最大の心配事が待ち受けていた。ここから2時間余り、セドナまでシャトルバスに乗らなければならない。シャトルバスと言ってもワゴン車のような車だ。
2年前にシャスタに行った時、サンフランシスコからたった20分で車酔いをしたというトラウマがある。だから、どうにかして、このシャトルバスを避けたかったが、いくら調べても別の手段が見つからなかった。
来る前に箱根の山をバスで何度か特訓したけど、やっぱり車酔いは克服できず。さんざん迷って直前に酔い止めを飲み、事情を話して助手席に座らせてもらう。
しかし、何てことはなく、今朝早起きをしたせいか、時差のせいか、長旅の疲れのせいか、さっき飲んだ酔い止めがめちゃくちゃ効いて、爆睡している間にセドナについてしまった。(*^_^*)
日本にいた時も、セドナに着いてからも、ガイドのはるこちゃんに度々言われた言葉がある。
「自分で創らない!」
本当は酔わないのに、私酔うかも、酔うかもって、要らない現実を創り出そうとするな!って。
人間なんてゲンキンなものだ。ほんの2時間前は酔うかも酔うかもと憂うつで仕方なくて暗い顔をしていたのに、酔わないとわかった途端ケロッとして、運転手さんと喋り出す。
シャトルバスがセドナに着いたあとも、ひとりひとり宿まで送ってくれる。はるこちゃんとの待ち合わせの場所が1番遠かったので、運転手さんとふたりきり。楽しい時間を過ごした。ほら、セドナのマクドナルドのMはターコイズ色なんだよ。あの岩はね、あの教会はね、と説明してもらう。日本人のお客さんはほとんど話さないけど、君は違うね、と言ってもらっう(*^_^*)。
また帰りも会えるの? 他の運転手さんが迎えに行くからと。こんなに楽しかったのに、もう会えないなんて淋しい限りだ。
そして、はるこちゃんのもとに無事に到着。
本当は酔わずにつけたら、半日ツアーをお願いしようと思っていたけど、酔い止めが効き過ぎてそれどころではない。ツアーは断念>_<
「自分で創らない!」
これが要らない現実を作り出そうとした結末だ。;^_^A
はるこちゃんの素敵なギャラリーでのんびりしたあと、ふたりで川沿いの木陰でランチを食べて、宿泊先へ。川辺で気持ちよくお昼寝。起きたあと、テラスで夕飯を食べて1日目はこれでおしまい。何もしてないけど、のんびりしたいい1日だった。
明日からいよいよセドナツアー。ツアー1日目につづく
【はるこちゃんのセドナツアーHP】