2015年9月にセドナを訪れた話。サンフランシスコ行きの機内で映画を見て大泣き。私の中にある忘れかけていた大事なものを思い出す。
羽田空港→サンフランシスコ
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セドナ行き当日。サンフランシスコ行きの飛行機で羽田を飛び立つ。もう夜中だ。
羽田空港は都内からも近くとても便利だと思った。特に夜遅くの出発便は本当にありがたかった。これから1週間も会社を休むのだ。時間ぎりぎりまで仕事を片付けてそれから出たい。
機内では同じ年ぐらいの日本人の女性と乗り合わせた。本当は機内でたっぷり寝て、少しでも疲れを取りたいと思っていた。そして瞑想のCDでも聞いて、
気を落ち着けておきたいと思っていた。
でも、旅好きの彼女とは話が弾み、想定外の時間を過ごすことになった。でも楽しかった。これも旅の一期一会だ。
相当喋ったあと、寝る間を惜しんで1本の映画を見た。それもなぜか邦画。近くに見ている人がいて、気になったというどうでもいい理由。
「ビリギャル」という映画、ご存知だろうか。有村架純ちゃん主演の映画で、学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話だ。
塾の先生に伊藤淳史さん、お母さん役には吉田羊さんが出演している。この映画を大泣きしながら見た。笑。その時の心境とどこか被るものがあったのだろう。
有村架純ちゃん演じるさやかが、坪井先生に出会い偏差値を上げていくのだが、その時間の使い方が半端ない。塾で勉強し、夜もほとんど寝ずに勉強。母親のあーちゃんが、このままだと倒れてしまうので、せめて授業中ぐらいは寝かせてやってくれと学校の先生に頼むほど。
受験生なのだから、あり得なくもないのかもしれないけど、このさやか、お友達と会う時間も惜しまないのだ。それがすごいと思った。お友達との時間も大切にし、夜は寝ずに勉強するのだ。
この映画を見て泣きながら思ったことは、人間こんなにも努力できるんだってことだった。人間、こんなに頑張れるんだ。
受験生だった頃は寝ずにとまではいかなかったものの、私も勉強してたよなー。実のところ、もう若くはないから、こんなに頑張るのは無理かもしれない。;^_^A でもさ、私、そういえばもう長いこと、目標に向かって努力とかしてないよなー。すっかり忘れていたけど、私だって、まだまだ努力できるんだよなー。がむしゃらに頑張ったりできるんだよなー。
そんな思いを胸にサンフランシスコに無事到着したのだった。
つづく
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