2015 年9月にセドナを訪れた話。セドナで毎日、楽しくて、居心地が良くて、満たされて過ごしていた私は、人生を変えるとかそういうことがどうでもよくなる。;^_^A
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セドナに行く前にセドナについて書かれた本やブログを読みあさった。 多くの人が人生の転機にセドナを訪れている。中には不思議な体験のお話もあった。そんな話にのめり込みながら、きっと私にも不思議なことが起こり、天から大切なメッセージが降りてくるに違いない!なんて、期待していた。笑。
私の宿泊したオーククリークテラスリゾートは町なかから少し離れたところにあり、毎日はるこちゃんが車で送り迎えしてくれた。この場所を選んだのは敷地内に小さな川が流れているのが気に入ったから。
毎朝、テラスで朝食を食べたあと、川までお散歩。川にある大きな岩の上に寝転がって、はるこちゃんのお迎えを待った。
「ずーっと同じ場所にいるなんてつまらなくない?」と大きな岩に尋ねる。
「つまらなくなんかないさ。私が動かなくても、美しい朝がやって来て、日が昇り、日が沈み、夜空には満天の星空が輝く。ずっと大昔から、美しい世界が刻一刻と変化している。風だって、太陽だって、こうやって遊びにやって来る。」
私の頭の中で、この大きな岩の回りをフルスピードで時間が逆戻りして流れて始める。壮大な時間が凄まじい早さで流れていった。
日が昇り始めたら、カメラを持って光を追いかける。写真の中に赤や青や緑の玉が写り出す。まるで妖精さんがそこにいるかのようだ。妖精さんを追い求めて光と戯れる。
昼間は、はるこちゃんのツアーで素敵な場所にたくさん連れていってもらって、可愛らしいお花さんたちにいっぱい出会って。
こうして、セドナでとても満たされた時間を過ごしていた私は思った。テラスで夕飯を食べ終え、夕暮れ時の美しい景色を眺めながら。
「私、もうメッセージとかいらないです。」
相当な意気込みでやって来たセドナ。何ヶ月もかけて、大変な思いをして準備してきたのにまさかの展開。人生を変えるとか、急に興味がなくなってしまったのた。笑。
でもね、そうは問屋がおろさなかったというやつで、メッセージなんかいらないと思った途端、降りてきました;^_^A それも思いもよらない形で。思いもよらない形相で。笑。
そりゃそうです。遠い日本からはるばるここまでやって来たのは、自然の中でのんびりと過ごすためでも、妖精さんと遊ぶためでもなく、他ならぬ自分の人生を変えるためなのですから。
しかし、テラスで至福の時間を過ごしていたその時、私には知る由はなかった。この至福の時がそう長くは続かないということを。
ちょっと大げさに綴っていますが;^_^A ツアー3日目につづく。
【はるこちゃんのセドナツアーHP】
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